【奄美大島|地方移住】田舎暮らしは甘くない。というか厳しい。
希少な動植物や青い海、白い砂浜、特異な食文化といった環境でのんびりとした南国のスローライフに憧れている人もいることでしょう。
しかし、現実は甘くなく移住に失敗したと感じる方もいるらしいです。
奄美大島の甘くない現実
魅力的な仕事が少ない・給料が安い
田舎で人口も少なく離島なので大手のメーカーもありません。近くの沖縄の人口が100万人を超えているのに対し、奄美大島は6万人程。圧倒的に人口も少なく、町も発展していないためか離島でも成り立つ情報通信業もほとんど発達しておりません。
加えて、調べてみても正社員でも最低賃金と同様の給料の仕事ばかりです。要するにスキルを活かせる仕事が少なく、給料も安い印象です。それなりの給料を提示しているお仕事はやはり看護師や資格を活かせる電気工事士といった仕事でした。看護師はやはり最強の資格ですね。
生活コストは低くはない
車は必須です。中心地の名瀬ですと自転車で暮らせないことはないですが、スーパーやドラッグストア、ホームセンター、コンビニ等、あちこちに買い物に行こうとするとそれなりに距離がありますし、雨の多い土地ですので大変かと思います。またガソリンも内地と比較すると割高です。
家賃も安くありません。3万円台のアパートなんてほとんどありませんし、4-5万円出してもきれいなアパートで暮らせる可能性は現状は低いと思います。(一軒家を安く借りることができる可能性はあります。)
田舎だからといって野菜が安いといったことはほとんどありません。基本的にはスーパーで手に入れるので内地とほぼ同じような値段です。(無人市場は安いです。)
奄美大島へ移住した方たちの感想
複数のサイトで奄美大島へ移住された方の感想を見てみると以下のようなものがありました。
- 生活コストがそれなりにかかる
- いかに収入を確保するかが大事
- お店が少ない(松屋など)
- 島時間にギャップを感じる(時間を守らない)
厳しいと思うこと
やはり収入を確保することがまずは大事ですね。それなりの収入につながる資格やスキルを持っておくことが必要だと思います。
それから強者たちは島で仕事を作っているようです。島の課題(空き家問題)をビジネスに繋げたり、内地だけでなく島でWeb制作の仕事を獲得したり、テレビ局から島の撮影を請け負っていたりするようです。
奄美大島のいいとろ
やはり移住を検討してくれる人がいるわけなのでいいところはたくさんあります。山や川や海はきれいですし、3万程の家賃で庭付きの一軒家に暮らせるチャンスもあります。海に囲まれているので釣りが好きな人にはいい環境でしょう。黒糖焼酎メーカーがたくさんあるのでお酒好きにはおもしろい環境かもしれません。
何かを得る代わりに何かを諦めることができれば楽しく暮らせるかもしれません。