最近、奄美の昔の住居や空き家の活用について興味がでてきたので
今回は空き家の活用について調べてみました。
奄美の空き家事情(肌感)
地方では空き家が増え、頻繁にメディアで取り上げられるほど問題となっています。奄美の空き家事情はどうなんでしょうか。
肌感ではありますが、空き家はめちゃくちゃあるように感じています。
実家の半径20m内でも6軒も思い当たります。主には家主がなくなったことが理由です。
他にも思い当たるものはたくさんあり、
しかも実家周辺のものは空き家になって以来、誰も入居していません。
古かったり、そもそも貸しに出されていないのが理由なのかと。。。
空き家バンク
このような人が住まなくなった住居は放火されたり、ごみが投棄されたり、老朽化がより進んだりと、防犯・衛生等の面で悪影響があるため、問題となっているらしいです。
そこでこの問題等を一気に解決しようと作られた制度が空き家バンクらしく、簡単に述べると、より強く借り手と貸し手等を結びつける制度です。
奄美の空き家バンク
奄美市の空き家バンクにて物件を確認してみたところ、、、
なんと掲載は1件のみ(2019年9月)。
うそでしょ!
あんなにいっぱいあるはずなのに。。。
掲載されている物件は島では比較的きれいなものでしたので、
すぐに人が住めそうな物件のみが掲載されているのでしょうか。。。
そもそも空き家バンクと不動産会社との違いは
不動産会社が扱わないような、住居としての価値が低いもの等を取り扱い、借り手と貸し手をマッチングさせることであるはずなので(補助金が付く場合があるので不動産会社に登録するより借りてもらいやすいかもしれない)、
正直あまり機能していないように感じます。
空き家掲載が少ない理由は?
空き家バンクにて掲載される物件は
1.貸し手が貸したい、売りたい住居を登録申請
2.使用可能か等の調査、使用可能と判断、
3.掲載
と段階を踏んで掲載まで至ります。
上記より奄美の空き家バンクに登録されている住居が少ない理由は
1.貸し手が少ない
2.使用可能か等の調査で審査に落ちている
と予想がつきます。
もし貸し手が少ないことが主な理由であれば、
貸し手となる人たちに積極的に働きかけることで改善が期待できるのかもしれませんが、何とも言えません汗。
空き家が流通しない要因
奄美の空き家事情を調べていると
空き家、空き地、遊休不動産の活用を行っている
「NPO法人ねりやかなやレジデンス」さんが空き家についての調査結果を発表してくださっていました。
2018年度活動報告によると、空き地が流通しない要因は
- 空き家、空き地が未登記
- 登記済であるが、数十年昔である
- 状態が悪く修繕が必要
であるから。
未登記、未相続のものは流通させるまでに時間とお金がかかるらしいです。
つまり、この問題の解決には
貸し手に貸しだすように積極的に働きかけるだけではなく、
その前に物件の持ち主がそもそも誰なのか調査することも必要らしく、
時間、費用等のかかる問題らしいのです。
まとめ
まだ調べることはありそうですが、今回はここまでにして、ここまでをまとめると
奄美大島には空き家はある(肌感、ねりやかなやレジデンス2018年度活動報告より)。
しかしながら、流通していない。
その要因は
物件の状態が悪い、未登記となっている(ねりやかなやレジデンス2018年度活動報告より)。
「ねりやかなやレジデンス」さんの活動は大変興味深いので、
今後よく調べてみたいと思います。寄付も受け付けているので賞与がでたら寄付します。
今すぐにできることはそれくらいですし、将来帰ったときに住むとこに困りたくないですからね。