今、奄美でスイーツに用いられる高級な材料の「バニラビーンズ」を生産するプロジェクトが始まっている。奄美の農業の所得向上や観光資源の誕生が期待できるのではないかと思い、このプロジェクトに興味を持った。
奄美バニラビーンズプロジェクト
バニラビーンズはこれまでマダガスカルやインドネシア等で栽培され、国内の「バニラビーンズ」はほぼ輸入されたものだという。
しかしながら、自然災害や自然派食品へのシフトの動きが関係し、価格の高騰や供給不足が生じている。
そこで、栽培地域に似た気候の奄美で国産「バニラビーンズ」を栽培するプロジェクトが発足した。
奄美以外にも沖縄や福岡で栽培が始まっているが、発酵食品であるため土地によって違った特徴を持った「バニラビーンズ」が誕生する可能性があり、各地でブームが起きそうな予感がする。
島のスイーツを扱うお店のSNSを覗くと、このプロジェクトに興味を持っている方も見られ、新たな奄美産「バニラビーンズ」を使ったスイーツが誕生するのではと期待できる。
奄美には
- 黒糖
- 塩
- マンゴー
- パッションフルーツ
- タンカン
- ドラゴンフルーツ
といったスイーツの原料となる名物がたくさんあるので、奄美特有の南国スイーツが誕生するのではないかと思う。
このプロジェクトを始めた方が奄美大島出身の元官僚、林晋太郎さんだ。
学生の頃の地元の役に立ちたいという思いを実現しようと官僚を辞め、島に帰ってきた。
インドネシア産バニラビーンズが安く購入できる!?
プロジェクトを立ち上げた林晋太郎さん、奄美産バニラビーンズの栽培を始めただけでなく、インドネシア産の高級バニラビーンズを低価格で販売している。
インドネシア産のバニラビーンズの特徴
バニラビーンズと言えば、マダガスカル産かインドネシア産が多く流通している。
マダガスカル産のバニラビーンズと言えば、甘いフルーティーな香りのブルボン種が多いらしい。
しかしながら、現在はインドネシア産のバニラビーンズがよりメジャーのものになってきているという話もある。
またインドネシア産のバニラビーンズにはブルボン種やスパイシーさや華やかさのあるタヒチ種も存在している。
そしてなんといってもマダガスカル産に比べて価格が低いのが特徴である。1本数百円するような高級菓子材料であるため、それが低価格で手に入るというのは利用者にとってはかなりうれしいことである。
大手オンラインショップのバニラビーンズより安い
林晋太郎さんが販売しているインドネシア産のバニラビーンズが安く提供されているとのことを上述したが、以下で大手のショップと比較してみる。
- cotta 2本(マダガスカル産):1335円 → 668円/本
- cotta 1本(メキシコ産):819円
- 富沢商店 1本(マダガスカル産):496円
- 林晋太郎さん(Eternal) 2本(インドネシア産 タヒチ種):630円 → 315円/本
- 林晋太郎さん(Eternal) 2本(インドネシア産 ブルボン種):680円 → 340円/本
※大きさ等によって価格は多少前後します。
菓子材料を扱うcottaと比較すると半分以下の値段、
富沢商店と比較すると2/3程度の価格で購入することが可能となっている。
奄美バニラビーンズプロジェクトのバニラビーンズを購入する方法
公式のLINEから購入できるらしい。
以下のインスタのリンクに公式LINEへのリンクが貼ってあります。
https://www.instagram.com/eternal_vanilla_beans/
バニラビーンズの栽培も進み、カフェや観光農園も始めるとのことで2-3年後には奄美大島がバニラビーンズの島として話題が出始めるのではないかと期待している。