ディープな奄美地域ブログ「makaro」

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奄美の海の怖い話

奄美の海の怖い話

奄美の海の怖い話

私が海で体験した話です。

 

帰省したある日の夜のことです。

潮位がなかなか低くなるとのことだったので、貝や魚など獲物が手に入るかもしれないと思い、一人で海に出かけました。

 

海の近くに車を停め、ライトを消すとあたりは真っ暗。民家の明かりが遠くでポツポツと小さく光っている程度です。明かりは手に持った電灯と予備の電灯だけです。

 

潮位が低いので、普段は海の中に沈んでいるところが干上がっています。普段より50mは沖の方へ干上がった地面が見えています。

 

海岸線に沿ってうねうねの道を数百メートル程歩いていると、民家の明かりも全く見えません。

 

ひっそりとしていて聞こえる音は私の石や砂を踏む音と波の音だけです。

 

帰省すると毎回、夜の海に出かけるのですが、正直毎回怖いです。

この真っ暗でひっそりとした雰囲気、肝試ししているような感じです。

 

怖がりながら魚がいないかな~。イカなんていないかな~。シャコ貝がいないかな~なんて探していましたが、この日は全くと言っていいほど獲物を見つけることができませんでした。

 

海に足をつけているので寒くもなってきたのでそろそろ帰ろうと思い、帰りの道の方角へ歩き出しました。

 

段々と波の音が大きくなってきました。大きな波の音のする方向はたしか帰りの道とは反対方向のはず。

 

周りを確認し、改めて帰り道の方向へ歩き出しました。

するとバシャバシャと波の音がしてきました。先ほどとはまた違う沖の方へ歩いていました。

 

また方向を間違えてしまいました。緊張が高まり焦りが出てきました。

先ほどスマホのマップを使って方向も確認したはずなのに間違えました。

 

たまに自分の歩いてる方角をマップでうまく確認できないことがあるのですが、その不具合?がでました。

 

かなり焦りましたが、1,2回目に間違えた方角とは違う方向へ歩いていきました。

民家の明かりが見えてきました。そしてなんとか自分の車の場所まで戻ってくることができました。

 

あまり怖くなかったかもしれませんが、大げさに言うと夜中に原っぱに放り出された感覚でした。そして時間がたつと潮が満ちてきます。

 

陸側はだいぶ歩いた場所なので崖になっています。満潮になると崖につかまって潮が引くのを待つか泳いで帰ることになります。

 

電灯も十分に明るく、予備も2つ3つは持っていないと真っ暗になるとかなり危険です。真っ暗の中リーフの穴ぼこに足を取られでもしたら。。。

 

夜の海は獲物が取れやすいので楽しいですが、正直一人で行くのはおすすめしませんし、怖いです。

 

実体験の怖い話でした。